新しい空に向かって

今日,支部長に,裁判官を退官することを伝えた。

定年まで裁判官を続けたとしても,あと約5年。
任官してきた期間は,約15年間ということになるので,高額な退職金がもらえるわけではないし,年金も,多くはもらえないので,退官した後は弁護士に戻って仕事を続けるしかない。
裁判官の仕事は続けたいが,止め時が問題だ。

と悩んでいる中で,そうはいっても取りあえずは続けようかと,10年間の任期終了時には再任を希望した。

が,豊橋支部に着任し,その現状に直面して,退官する気持ちが一気に強くなった。

人が足りず,あまりに忙しく,休みを取るどころか,病院に行くこともままならない。
本来であれば特に急ぎのはずの証拠保全が,運が良ければ申立てから1か月で実施できるが,大抵は1か月半~2か月,運が悪いと3か月後になってしまい,ほとんど,機能しなくなってきている。
また,4月~5月には週に2~3回の当番があり,名古屋から通っていた頃にはホテルに泊まらざるを得ない。なのに,宿泊代は自腹。

これでは,モチベーションを維持するのは無理だ。

で,来年3月末で依願退官することにした。

これから,退官後に,どこで・どの法律事務所で弁護士をするか,よく検討しなければ。
検討対象は2箇所に絞られているが,自分の生活・人生がかかっているから,慎重に考えないとね。

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