名古屋地裁管内からの退官者が多い

「弁護士山中理司のブログ」の「裁判官の退官情報」によると,2024年3月31日に依願退官した裁判官は,全国で26人。

うち,名古屋地裁(本庁)の判事が1名,判事補が1名,岡崎支部の判事が1名,豊橋支部の判事が1名(私)。

判事補は,4月1日付けで弁護士登録されているので,職務経験で弁護士になった可能性もあるが,任官10年目であることを考えると,その可能性は低いだろう。
もっと下の期の判事補数名は,職務経験で弁護士になるために退官したと思われるが,はっきりしないので,単純に人数で考えると,3月31日の退官者26名のうち,15%強が名古屋地裁管内の裁判官。
全国の裁判官のうち,名古屋地裁管内の裁判官が15%もいるわけがないから,名古屋地裁管内では全国平均よりも依願退官しやすいといえる。

2023年も,本庁から判事補1名が,岡崎支部から判事1名と判事補4名が,一宮支部から判事1名(年齢からすると,公証人になるための依願退官かとも思われる。),豊橋支部から判事1名が依願退官している。

これだけ辞めてゆくというのは,原因があると考えるべきだろうな。

コメント

タイトルとURLをコピーしました