警察署の留置場で勾留されていた被疑者が,鑑定留置のため,静岡刑務所に移送された。
本格的な精神鑑定のためだということで,3か月間もの鑑定留置である。
片道2時間弱かかるので,午後一杯かけての接見になってしまった。
刑務所の食事は留置場の食事よりも美味しいと言っていた。
留置場の食事は弁当屋の弁当で,安上がりな弁当しか頼んでもらえないし,事故が起きないよう,揚げ物が中心で,バラエティーも少なく,すぐに飽きてしまい,辛いみたい。
これに対して刑務所では,技術を身につけるための刑務作業の一環として,所内で受刑者が調理するので,暖かい食事が支給される。
しかも,収容期間が留置場よりも遙かに長いから,健康問題にも配慮される。
「ちゃんとした肉が出た。留置場では,せいぜい挽肉程度だった。」と喜んでいた。
ちなみに,1回目の静岡刑務所訪問は,東京での弁護士時代に,検察官の職務を行う指定弁護士として,静岡刑務所に懲役刑で収容されていた前田恒彦元検事から事情聴取するためだった。
懐かしいなあ。
コメント