まだまだ不明な実態
WHOは,今年1月31日に,中華人民共和国湖北省武漢市における新型コロナウイルス関連肺炎の発生状況が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態(PHEIC: Public Health Emergency of International Concern)」には該当すると発表した。
といっても,現在,日本国内で,「新型肺炎」が流行しているというわけではない。
医師によれば,
ヒトからヒトへの感染は確認されているので,流行する危険もあるが,現在確認されている範囲では,もっと危険で注意しなければならない感染症がある。
なのに,それは無視して「新型肺炎」ばかり騒ぐ人がいる。
なぜ?
ということになるようだ。
特に,インフルエンザは,感染力も強いし,世界で年間1万人が死亡していると言われているほど危険だし,麻疹は,感染力がさらに強く,胎児への影響など深刻なので,「新型肺炎」を恐れるのに,インフルエンザや麻疹の対策をしないというのは,理解できないとのこと。
結局,無責任な匿名情報や,煽るマスコミ番組に踊らされ,自分で考えていない人の多いということなんだろう。
「新型肺炎」は,空気感染する可能性は低いようで,対策は,手洗い・消毒と,うがい程度。
あとは,感染を疑われる側のマスク。
情報
- 新型コロナウイルスに関するQ&A
- 厚生労働省によるQ&A
- 新型コロナウイルス どれぐらい警戒したらいいの? 感染症のスペシャリストに聞きました
- 川崎市健康安全研究所所長であり,これまで, 国立感染症研究所感染症情報センターのセンター長や, 厚生労働省厚生科学審議会感染症部会委員内閣府食品安全委員会微生物ウイルス専門調査会(座長) などを務めた岡部信彦医師に対するインタビュー。
- 新型コロナウイルスで「やってはいけない」5つのNG行動
- 麻酔科の医師である筒井冨美医学博士による記事
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