- 森見登美彦 著
- 中央公論新社
- ISBN978-4-12-005734-2
- ヴィクトリア朝京都を舞台にした,ホームズ物。
- 登場人物は,シャーロック・ホームズ,ジョン・ワトソン,ハドソン夫人,ワトソンの妻メアリー,「あの人」アイリーン・アドラー,モリアティ教授,レストレイド警部などなど。
- 大スランプに陥ったホームズ,モリアティ教授,レストレイド警部が,苦しみつつ,未解決の事件に挑む。が…
- 話は,なかなか面白い筋立て。ただ,途中から,オカルト的な話になってきて,合理的・科学的な解決がつかないまま,放っておかれる謎が残ってしまう。
- 最近,ホームズ物は推理小説としてのネタが尽きたというか,上手く話を纏めきれなくなってきているのか,この手のオカルト的な「謎」が多くなってきているようで残念。やはり,合理的・科学的な解決をしてほしいな。
評価:★☆☆☆☆
オカルトを受け入れられるシャーロッキアンには良いだろうが,オカルトは好みではないので,この評価。
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